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水源かん養林とは、「雨や雪などの降水を土壌に浸透・保水させて、その後、時間をかけ河川へ水を供給する機能を持っている森林」のことをいいます。季節を問わず川の水量が安定しているということは、河川水を原材料として取水している水道事業者にとって、とても重要なことです。また、雨水が森林土壌を通過することにより、天然のろ過作用で水の浄化にも貢献しています。

詳しくは、こちらをご覧ください。
森林の水源涵養機能ページ
森林の模型を使った水源かん養機能を再現してみました。下の動画をご覧ください。
盛岡市上下水道局では、水道水源の保護を目的として中津川上流の山林を取得し、維持管理しています。これまでの取得面積は、寄付をいただいた山林を含めて265.46ヘクタールとなっています。
| 年度 | 取得場所 | 取得面積 | 状況等 |
| H10 | 盛岡市新庄字小貝沢129-1外2筆 | 30.57ヘクタール | 雑木、杉、唐松、赤松 |
| H11 | 盛岡市新庄字小貝沢7外3筆 | 31.25ヘクタール | 雑木、杉、唐松 |
| H12 | 盛岡市新庄字小貝沢43-11外26筆 | 44.99ヘクタール | 雑木 |
| H13 | 盛岡市新庄字小貝沢43-11外1筆 | 2.14ヘクタール | 雑木 |
| H15 | 盛岡市新庄字貝田75-4外1筆 | 64.59ヘクタール | 雑木、杉、赤松(寄付含む) |
| H17 | 盛岡市新庄字貝田75-1 | 47.40ヘクタール | 雑木、杉、唐松、赤松 |
| H18 | 盛岡市新庄字小貝沢56-37外2筆 | 2.14ヘクタール | 雑木 |
| H24 | 盛岡市新庄字小貝沢19外3筆 | 42.38ヘクタール | 雑木、杉、唐松、赤松 |
| 平成10年度~24年度計 | 265.46ヘクタール | ||

森林は、間伐などの作業を行うことで、日光が差し込んで、草木がほどよく生い茂り、土壌への浸透性、保水性に優れた状態になります。盛岡市上下水道局は、安全でおいしい水を供給し続けるため、計画的に水源かん養林の管理を行い、水道水源の保護に取り組んでいます。
![]() 間伐されていない森林 |
![]() 間伐した森林 |
盛岡市の水道水源を守るため、水源かん養林の手入れを行っています。令和7年度は次のとおり行いました。
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多様な植生の森林にするために行った間伐 |
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水源かん養林の荒廃を防ぐために行ったつる駆除 |
平成14年度に植栽したヒバが成長し、森林内が暗くなったので間伐を行いました。
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植栽した当時のヒバの苗木(高さ約30センチメートル) |
![]() 間伐前 |
![]() 間伐後 |
令和7年度に行った間伐の様子を動画で紹介していますので、ご覧ください。
水道水源である水源かん養林の大切さを皆さんに知っていただくために、出前講座を行っています。
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最近の実施内容はこちらです。
毎年11月末頃から約1カ月、街なかに展示されるもりおか森のリース。その素材は森林資源が使われています。令和4年度からは、水源涵養林で間伐したスギの葉がその材料に使われています。大きなリースを見ながら、森の恵みや水道水源の大切さを考えてみませんか。
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